20号 |
フナムシ |
小学生の頃、犬吠崎の岩場で初めてフナムシと出会いました。 その頃、虫にしか興味のなかったぼくにとってフナムシも例外ではありませんでした。 初めて見るその生き物に興奮し、追いかけまわして捕まえ、容器にたくさん集めました。 今思うと、よくあんな素早いものを捕まえられたなあと、感心します。 随分集めて悦にいっていたとき、これまでになく特大のフナムシを発見、日頃の技を駆使して捕まえたとたん、 そのフナムシのおなかから無数の小さなこどもがパーッと四方八方に散らばりました。 捕まえたフナムシは全て逃がし、それ以来フナムシは人並みにキライになりました。 |
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