ことの発端は、忘年会で評判がよかったうちのぬか漬け、ぬか床を和歌子さんに「わけてあげるよ」
ってことになり、年明けてから増やす作業を試みたわけです。
ちょっと欲をだして
「倍くらいにしようかな」なんて思い、けっこうたくさんのぬかと塩を足したら、塩が多すぎたらしく
すごくしょっぱくなったので、またたくさんぬかを足しました。パサパサで固いぬか床になりましたが
野菜から水がでてよくなるんだろうと思ってました。これが最大の原因。そもそも、ぬか床をはじめから
作ったことがないので、作る時に水を入れるなんて思いもよりません。日頃、「水なんて入れたら腐る」
と思い込んでいました。
発酵を促進させようと温かい部屋に2日ほど置いたら、みごとに「セメダイン臭」
になりました。酢酸エチルの誕生です。あわててあっちこっちのサイトで調べ、まず、「ぬかの足しすぎ、
水をいれてもとの固さにする」というのにたどり着き、実行したけど、なかなか「セメダイン臭」は消えません。
「塩分を少し高めにして、なにしろしょちゅう掻き回す」と書いてる人がいたのでまた実行。
ようやくいい感じに戻ってきました。いや、苦労したぶん、前よりさらにおいしくなってるかも。
そんな、ぬかにかかりっきりの2ヶ月でした。
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