246号


台湾で食べた
10/12/4


  初めて行った台湾で食べたものの紹介。

前からずっと気にしていた臭豆腐、やっと食べました。売っている屋台周辺はけっこう臭いけど、 食べるとそうでもなく、ちょっと物足りないなあ、と思いましたが、少し冷めると臭いが際立ってくる。 臭いダレに漬けてある白い豆腐をその場で揚げて、にんにくの効いた酢っぱ辛い味の茹で きゃべつが乗っている。うまかったです。今思いだすとまた食べたい。



  茶玉子(茶葉蛋・チャーイェーダン)
台湾にはセブンイレブンがいたるところにあって、関東煮という名でおでんも置いてあるんだけど、 その横にかならずあるのが茶玉子。茹で玉子が殻ごと茶色の汁に漬かってて八角風味のやつです。 日月譚という山の方へいったときにあったおばあさんの出店の茶玉子は、鶏のに混じってガチョウのでかい玉子もあったので 購入。黄身がでかかったです。うまかった。今度作ろう。



  他には、数年前、シンガポールの市場で見かけ、なんだかわからずじまいだった「菱の実」の塩ゆで。 羊肉のあっさりスープ、ピータン粥、シャカトウという果物、にんにくっぽい味のする長ネギ(台湾腸詰にのせて食べる)などなどどれも おいしかったです。味つけがわりとあっさりしてて塩気は抑えめで好みでした。酒は埔里産の 紹興酒、58°の高粱酒など。台湾ビールはあまりうまいとは思わなかった。

  そして今回一番面白かったものは、「檳榔(びんろう)」

椰子の木のたぐいの実(どんぐりほどの大きさ)に手を加えて、噛みタバコのように使う嗜好品で、 街のあらゆるところに売店があり、看板娘のように若い女の子が売っています。噛むと茶色い唾液が口いっぱいに 広がり、それを吐き出して、くちゃくちゃと噛んで、やがては出ガラシの繊維も吐き出すのですが、味は くせの強い山菜のような、ぼくにとってはなかなかおいしい味でしたが、なにしろ頭がくらくらして、顔が熱くなり、 変な汗をかきます。18歳以下は買えません。発がん性もあるようです。でも台湾へ行ったら一度くらいは味わってほしい面白いものでした。

台湾、また行きたい。

      




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