東京は葛飾・水元公園のそばの畑の隙間にぼくの行きつけのザリガニ池はありました。
そこではザリガニはもちろん、くちぼそやドジョウなども釣れ、ある時にはメダカが針もないところに（オモリとかに）
食いついてきたこともありました。
藤沢のいとこの家のそばにもザリガニ池がありましたが、ここはとても不思議な空間でした。
新興住宅地のなかに忽然とある小さな池で、多くの子どもたちがザリガニ釣りを楽しんでいました。
ぼくもそこに混ざってザリガニを釣っていたのですが、ある時「魚もいるのでは？」と思い、
魚釣りに仕掛けを替えるといきなり良型の鮒が入れ食いです！まわりの子どもたちも唖然。
ここは魚を釣っちゃあいけないんだ、なんてやっかむ人もでる始末。するとそこへ、ものすごく
太い竿を持ったおじさんが現れ、池の一番すみの狭いところで釣りはじめました。何を釣る気なんだろうと
少し気になりながらいると、突然おじさんの太い竿が弓なりに！！格闘の末、釣りあがったのは５０cmもある
錦鯉でした。池じゅう大興奮。おじさんも興奮ぎみ。釣り上げた鯉を地面に放置したまま一服し、
気を静めようと思ったのでしょうが、たばこの灰が鯉の顔にポトリッ・・・
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